アイを止めないで
来月の車検を前に8年間仕事の相棒として活躍してくれたアイを手放しました。総走行距離145,000kmでした。
近未来的デザインが日本人受けせず、軽自動車枠が海外受けせず、販売台数としては残念な結果でしたが、もう国産車では2度と味わえないであろう運転フィールとともに本当に良い車でした。
変態自動車マニアの心をくすぐる、軽自動車でありながら4座席ミッドシップレイアウト(エンジンが運転席より後ろ、後輪軸より手前に設置)全車種ターボ(後にNA追加)、前後異径タイヤサイズという類稀な構造を持ち、専用プラットホームで生産されたアイは、ゴタゴタ続きの三菱自動車に於いて社運をかけた本気だったのかもしれません(その後の燃費偽造事件は周知の通り)。
正直、現在販売されている軽自動車の中では1車種も欲しいと思えるものはありません(アイは電気自動車のiMiEV以外は生産終了)。iQが生産終了と知らなければまだ乗っていたと思います。
担当していただいたディーラーのメカニックたちも、今まで一番信頼の置ける技術者たちでした。
やればできる子、頑張れ三菱自動車。アイを止めないで!
ちなみに某大型チェーン買取センターで査定したのですが、0円を覚悟していたものの2〜3回飲みにいけるくらいにはなりました(板金歴なし、左の電動格納ドアミラーが不動)大きな声では言えませんが、規定では15万kmでゼロ査定だそうです。自慢じゃないですが艶そのものは新車当時から殆ど変わっていないと思います。