巻線じゃないのにボン線

2020年5月24日 by Piano in Piano & Work

新規でお伺いしたグランドピアノのお客様、今まで楽器店からの派遣調律師に見てもらっていたけど、どうしても治らない箇所があるとのことで、今回ご依頼をいただきました。

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見てみると弦が芯線(巻線ではない中音部から高音部にかけての部分)の部分でボンボンと音に伸びがなく、巻線によく見られる『ボン線』のような状態でした。巻線では巻かれている銅線の隙間に汚れが詰まったりして『ボン線』になるのですが、芯線の場合は。。。

何か異物に触れているのかと思ったのですがそういうわけでもなく、よくよく調べてみると、アグラフの弦が通る穴の部分に何か詰まっているようだ。

どうやら弦サビを取り除く際に、スチールウールなどで擦った削りカスが、長年に渡りアグラフ内に溜まっていた模様です。影になっているのでパット見は気が付かなかったかもしれませんね。

ブラシでほじるとゴッソリ出てきました(矢印の部分)取り除いて確認すると元のよく伸びる音に戻りました。ただやはり完全な状態に戻すにはオーバーホールが必要な状態ですね。

ここでちょっと失敗したのが、オイルを少し吹いてしまったこと。後ほどペーパーウェスで拭き取ったのですが、使わないほうが良かったかも。

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