男はつらいよ 21〜30 雑感

2018年12月6日 by Piano in Diary & Opinion

時々登場する旅芸人一座が有るのですが、看板娘女優役の岡本茉利さんはヤッターマンのアイちゃんの声優だったんですね。そういえばアイちゃんだわ。

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21作目 寅次郎我が道をゆく
マドンナは木の実ナナ、お相手役は竜雷太
キスシーンやラインダンスシーンなどが有るなど、アダルトな作品になっています。うっかり子どもたちと観てると気まずくなってしまうかもしれません。松竹歌劇団のレビューなどがふんだんに盛り込まれており、ちょっとタイアップ的な雰囲気もありますね。木の実ナナのキャラクターも思い描くまんま。ダンスや歌もさすがです。映画本編とは関係ないのですが、いつの頃からか冒頭に寅次郎の夢の中のシーンが付くようになっていて、最初は観ていたのですがだんだん観なくなってました。けれど今回の夢のシーンはちょっと面白い。実は寅次郎は宇宙人で、昔うっかり事故で寅次郎を殺してしまった宇宙人が、お詫びに寅次郎になりすましていたという設定。これ、もしも『男はつらいよ』に最終回というものがあったなら(ドラマ版の最終回は有名ですよね)。こういう設定でも面白いかもしれませんね。

22作目 噂の寅次郎
マドンナは大原麗子、お相手役は室田日出男
この作品はテレビで見たことあります。大原麗子のセリフ「あたし、寅さん好きよ」の破壊力はハンパないです。当時のお父様方に絶大なる人気を誇った大原麗子さん。私自身が若い頃はその魅力ってあまりピンとこなかったのですが、おじさんになった今となって彼女を見ると『なるほど』と納得してしまうほど魅力的ですね。

23作目 翔んでる寅次郎
マドンナは桃井かおり、お相手役は布施明
この回は完全に恋の仲介役おせっかい寅さんです。桃井の方も寅さんは気のおけない友達的な存在です。個人的には黄色い117クーペや桃井が運転する車も初代ジェミニ。いすゞファン必見ですね。懐かしいポッカの自動販売機も見れます。

24作目 寅次郎春の夢
マドンナは香川京子、アイドル枠で林寛子
アメリカ版寅さんのマイケル・ジョーダンという役名にも笑ってしまいますが、ジュースのCMでのリチャード・ギア演じる寅さんのパロディーと重ねて観てしまいますよね。不器用だが心優しいアメリカ人との掛け合いも面白い。マドンナは香川京子さんとなっていますが、どちらかというとマイケルとさくらの恋物語になっています。もちろん寅さんのごとくマイケルは撃沈してしまうのですが 🙂 ところで、劇中に倍賞千恵子がオペラ『マダム・バタフライ』を歌うシーンが有るのですが、あまりの上手さに驚いてしまいます。そりゃぁ歌劇団のトップスターだったわけなので、当たり前といえば当たり前なのですが、相当上手いです。

25作目 寅次郎ハイビスカスの花
マドンナは浅丘ルリ子
3回目となるリリー出演の回。離婚したリリーが偶然に博と出会うわけですが、このときの浅丘ルリ子が病人のような形相でちょっとびっくり。後に沖縄滞在中に病気で倒れるという設定なのですが、浅丘の役作りでしょうか?それでなくても細い身体なのに。。。ここで寅次郎は初めてプロポーズします。前回はリリーの方からプロポーズしたにもかかわらず寅次郎が冗談扱いしてしまったのですが、今回はリリーが冗談扱いしてしまいます。多くの方が分析するように、お互いフーテン同士の男女、一つに落ち着くことが出来ないということがお互いが分かっているんでしょうね。もしも晩年の寅次郎が描かれるとしたら、亡くなるまでの数ヶ月間リリーと楽しく過ごし、どちらかが看取る。そういう感じなんでしょうね。また、この回は現在も続く沖縄の問題にも遠回して触れています。

26作目 寅次郎かもめ歌
マドンナは伊藤蘭、お相手役は村田雄浩
この回は寅次郎の恋愛話はありません。親友の娘の面倒をみる、父と娘の関係です。キャンディーズ解散後に本格的に女優としてスタートを切ったランちゃん。ミキちゃん派の私が観ても可愛らしい。ランちゃんがアルバイトをするシーンが古いセブンイレブンなので、この頃からコンビニが登場するんだなと興味深いです。またちょっと教育問題にも触れているような感じもあり、中学中退の寅次郎が夜間学校へ入学願書を提出するシーンでは、寅次郎の生年月日が昭和15年11月29日とあります。うちのオカンと同じ歳や。余談ですが、ランちゃんの入浴シーンや劇中でランちゃんが柱に寄り添って泣く真面目なシーンが有るのですが、どうしてもコントの『ラン、悔し〜い』を連想してしまいます 😛

27作目 浪速の恋の寅次郎
マドンナは松坂慶子、その他に芦屋雁之助
『男はつらいよ』27作目が大阪ロケ編なので少し書いてみる

28作目 寅次郎紙風船
マドンナは音無美紀子、アイドル枠で岸本加世子、その他に地井武男、小沢昭一
今回は話しそのものは地味な展開なのですが、底抜けに明るい岸本加世子のキャラクターが救ってくれます。『自分の死後、妻と結婚してほしい』という親友の頼みを快諾した寅次郎ですが、結局は受け入れなかった寅次郎の繊細な心境も伝わってきます。コンピューターゲームの登場にも時代を感じさせます。それにしてもマドンナの喫煙率は高いですよね。過去に悲しい事情を抱えているという役ですが、個人的には音無美紀子にタバコはちょっと違和感がありました。

29作目 寅次郎あじさいの恋
マドンナはいしだあゆみ、その他に片岡仁左衛門、柄本明
寅さんとの結婚に珍しく積極的なマドンナ。いしだあゆみの少し影があるイメージとの対比が面白い。ただ、貧乏で幼い子供を抱えるいしだあゆみが、精一杯のおしゃれをして東京でのデートシーンは、『子供のために父親を』という思いが有るのでしょう、ちょっといたたまれなくなってしまいます。あわや濡れ場か!?と思わせるシーンや、事実上寅さんがマドンナを振るという珍しい展開です。若き柄本明との絡みは非常に面白い。

30作目 花も嵐も寅次郎
マドンナは田中裕子、お相手役は沢田研二
現在は事実上の夫婦である2人、この作品がきっかけなのかな?田中裕子は今見るととても魅力的ですね。ジュリーとのキスシーンもあります。基本的に仲介役の寅さんですが、ラストの『嫉妬した』のセリフに心情も現れています。それにしてもジュリーが乗る当時ご自身がCMをしてたブルーバードのリヤウインドウに『シートベルト着用運動参加車』のステッカーが貼っているのに非着用で運転するシーンで思わず画面に突っ込んでしまいました。

21作目から30作目までは昭和53年から昭和57年となり、液晶テレビや携帯電話がないこと以外見た目にはほぼ現代の日本の風景と変わらなくなってきています。日本の急成長ぶりに感心するばかりです。

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