鍵盤鉛のサビは危険です

2015年9月13日 by Piano in Piano & Work

お客様から『ほとんどの鍵盤が動かない』との連絡を受け、お伺いいてみると、鍵盤にはタッチを調整するための錘(おもり)が埋め込まれていて、この錘がサビで膨張していて隣の鍵盤と接触してしまっている状態でした。

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完全に鍵盤からはみ出ています。後ろに写っている鍵盤に白い粉が付着しているのが見えますが、記事時後半で解説しています。
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取り外した錘は劣化が激しく、手で触れるだけでボロボロと崩れ落ちてしまいます。
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新しい錘(右側)。左に見えるのは、鍵盤を押し下げる時に指に感じる重さを測定するための分銅です。今回新調しました。
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お気付きの方もいらっしゃると思うのですが、この『鍵盤鉛』文字通り『鉛(なまり)』で出来ています。お客様宅のピアノの内部は鉛がボロボロと崩れ、粉末状に散乱していました。ユーザー自身の健康に直ちに影響を及ぼすとは思いませんが(←何処かで聞いたことがあるような台詞)、あまりよろしい状態とは言えません。ただ、私たち調律師は年間数百台のピアノを調律しますので、健康上の問題も指摘されていることも事実です。私自身もこの鍵盤鉛の交換作業を幾度も経験しています。メーカーもようやく重い腰を上げて、『鉛フリー』ピアノを製作しているメーカーもあります。加工しやすい鉛は比重も高く錘には最適なんですけどね。まさか『金』を使うわけにもいかないでしょうし 🙂

今回のお客様は6年ほど調律を放置されていました。記事タイトルは少々煽り気味ですが、子供達に良い状態でピアノを使わせてあげたいのなら、定期的な調律をお忘れなく。

煽りついでに貼っておきます。
鉛中毒(Wikipedia)

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