1919年製 YAMAHA PIANO 復元 その6(たぶん最終回)

2012年9月19日 by Piano in Piano & Work

いよいよ完成したアクションをピアノ本体に取り付けました。これが大変な事は、ある程度予想はしていましたが、それ以上に手間取り結局まる2日を要する事に。

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本体を解体してまずは清掃から。フェルト、クロス類は全滅。鍵盤の各クロスは過去に交換の形跡が有るのですが、パンチング類はおそらく大正時代のままのようです。

全て交換

とまぁここまでは順調だったのですが、完成したアクションを取り付け、ここから整調という作業に入るのですが、これが一筋縄といきませんでした。本体も工房へ運び込んでの作業なら腰を据えての作業が可能なのですが、なにせ資料が何も無く、ほとんどが現地での現物合わせのぶっつけ本番。鍵盤の調整だけで1日目はあっという間に過ぎ去ってしまいました。お客様に事情を説明して2日間に分けての作業。

2日目はダンパーの調整とハンマーの向きや運動量の調整、調律と整音(音色の調整)。息つく暇も無い作業でしたので写真は無しです。調律も20セントほどの低下だったのでCyber Tunerが大活躍(買っておいて良かった。相当助かりました)。

で、完成。

美しき貴婦人のお姿。当然象牙鍵盤。しかも分厚い。

芸術的なロウソク台。

艶深く重厚で優しい。安っぽさなど微塵も感じられないその音色はこれからも輝き続けるでしょう。良い経験をさせていただきました。感無量。

さて、ピアノの場合これで「はい終わり」とはいきません。状態の確認の為、1ヶ月後に無料点検にお伺いいたします。

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